1981-05-14 第94回国会 参議院 逓信委員会 第10号
○中村鋭一君 私も昨年この逓信委員会に所属をさせていただいてから、たとえば郵便料金値上げ法案、郵便貯金、郵便年金、今回の為替振替両法案の改正案等について、行政府とそれからこの委員会——立法府とか非常に真剣に努力をして、慎重に審議をして、国民のニーズに沿った諸施策を着々として実現をしてきた、郵便料金値上げは余り感心しませんけれども、そのことを私は指摘をいたしまして、大臣以下郵政当局の、特に、たとえば本日
○中村鋭一君 私も昨年この逓信委員会に所属をさせていただいてから、たとえば郵便料金値上げ法案、郵便貯金、郵便年金、今回の為替振替両法案の改正案等について、行政府とそれからこの委員会——立法府とか非常に真剣に努力をして、慎重に審議をして、国民のニーズに沿った諸施策を着々として実現をしてきた、郵便料金値上げは余り感心しませんけれども、そのことを私は指摘をいたしまして、大臣以下郵政当局の、特に、たとえば本日
理由の第三は、国民生活に多大な影響を及ぼす国鉄再建法案と郵便料金値上げ法案の成立をもくろんだ延長であることが明白であることであります。 すなわち、郵便料金値上げ法案は、公共料金や諸物価高騰の引き金となるものであり、国鉄再建法案は、政府並びに国鉄当局の経営再建の失敗を国民に転嫁するものであり、地方交通線の撤廃と割り高運賃により地域住民と自治体に負担を強いるものであります。
理由の第三は、国民生活に多大な影響を及ぼす国鉄再建法案と郵便料金値上げ法案の成立をもくろんだ延長であることが明白であることであります。 すなわち、郵便料金値上げ法案は、公共料金や諸物価高騰の引き金となるものであり、国鉄再建法案は、政府並びに国鉄当局の経営再建の失敗を国民に転嫁するものであり、地方交通線の撤廃と割り高運賃により地域住民と自治体に負担を強いるものであります。
○藤原房雄君 保険事業につきましてもいろいろ問題があって、私どももはっきりしたい点があるわけでありますが、時間もございませんので一、二点にとどめさしていただきたいと思いますが、去年の暮れ、わずかの期間の中で、あの郵便料金値上げ法案の後に、昭和二十四年五月以前の簡易生命保険契約に関する特別措置法、この審議会が行われて可決成立いたしました。
最後に私は、郵便料金値上げ法案の審議を通じて、三木総理や村上郵政大臣を初め、政府が口先では国民の声や各党の意見に耳を傾けまじめに対処すると繰り返しながら、実際には、最後まで言い逃れやごまかしと値上げを強行する姿勢に終わったことを心からの怒りをもって本議場から国民の皆さんに訴えるものであります。
(拍手) にもかかわらず、いわゆる二段式ロケット方式を採用し、悪名高い酒、たばこ、郵便料金値上げ法案を、性こりもなく今国会召集の冒頭、九月二十日に提出をし、国民待望の補正予算や生活関連法案は、二十日もおくれて十月九日に提出したではありませんか。何が弱者救済か、何が不公正の是正か、私は声を大きくして抗議をしたい。
(拍手) ところが、三木内閣と自由民主党は、厚顔にも、みずからの失政はこれをたな上げして、今国会で国民が強く反対する酒、たばこ、郵便料金値上げ法案をしゃにむに成立させようとして、強行採決に次ぐ強行採決を行い、この値上げ法案と赤字国債大量発行の財政特例法案の成立を企図して、衆議院規則を無視してまで会期の大幅延長を強行したのであります。
反対理由の第一は、先国会並びに今国会の審議や多数の国民から寄せられている請願、陳情などによっても、今回の郵便料金値上げ法案が物価安定と生活擁護を求める国民の期待と要求を著しく踏みにじることがますます明らかになってきたという点にあります。私は、去る五月三十日、本会議場における代表質問で、酒、たばこ、郵便料金の引き上げが諸物価高騰の火に油を注ぐものであるということを強く指摘いたしました。
御存じのように、酒、たばこの値上げ二法案は、郵便料金値上げ法案とともに、さきの国会において、野党や圧倒的な国民の反対によって廃案となったものです。ところが、大蔵大臣は国民の声を全く無視して、厚かましくも再び値上げ法案を国会に提出してきたのです。
〔議長退席、副議長着席〕 そもそも、郵便料金値上げ法案は、さきの通常国会において、国民世論の強い反撃と野党各党の一致した反対とにより廃案となったのであります。にもかかわらず、その後何らの反省や検討を加えることもなく、それと全く同一内容の法案をおくめんもなく再提出することは、これはまさに国民世論に真っ向から挑戦するものであります。しかも、衆議院においては実質上何らの審査もいたしておりません。
しかるに政府は、みずから不況の克服を課題と称しながら、そのために必要な施策を織り込んだ補正予算案の編成をおくらせたまま国会を強引に開会し、しかも国民の多数が反対する酒、たばこ、郵便料金値上げ法案を優先して提出するばかりか、自民党は無謀な強行採決によって国会を空転させたのであります。
あまつさえ補正予算案の審議中に、補正予算案と重要なかかわりを持つ酒、たばこ及び郵便料金値上げ法案を、政府・自民党は衆議院を強引に通過させてしまったのであります。数を頼みとするこのような暴挙は絶対に許すことはできません。私は政府・自民党に対して強く反省を求めるものであります。 以下、反対の理由を申し上げます。
(拍手) 村上郵政大臣不信任決議に賛成する第二の理由は、郵便料金値上げ法案が郵便法第一条「郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによつて、公共の福祉を増進することを目的とする。」この規定を真っ向から踏みにじるものだからであります。(拍手) 本来、郵便は、国が国民に対して保障しなければならない基本的な公共通信手段の一つであります。
このような内容を持つ今回の郵便料金値上げ法案であるからこそ、自民党は、わが党を初め多くの国民の強い反対を無視し、委員長職権で強行開会し、自民党単独で強行採決する暴挙を行ったのであります。これらの暴挙は、値上げ法案に対する広範な国民世論に挑戦し、議会制民主主義を根本から踏みにじるものであり、これらの行為はとうてい容認できるものではありません。
今回提案されている郵便料金値上げ法案は、はがきは二倍、封書は二倍半、書留は三倍にすると同時に、これに伴い、新聞、雑誌など第三種郵便物は、何と一挙に五倍にするという驚くべき高率の値上げが計画されているのであります。このような不当な値上げ法案に対し、国民が激しく抗議し、その国民の声と怒りを反映して、さきの第七十五通常国会において廃案となったことはきわめて当然であります。
そういう観点から申しますと、私ども社会党初め野党、特に社会党の場合は、この裁定案を尊重するに当たりまして、酒、たばこ、郵便料金値上げ法案は大衆収奪の政策であり、さきの国会で廃案となった経緯から見て、これを成立させることはできない。あくまで粉砕のために、その成立を阻止するために全力を尽くして対決をする。
(拍手) 中でも、私が非常に残念に思うことは、こうした社会情勢の中で、生活苦に悩む国民に大きな打撃を与える郵便料金値上げ法案を、十分な審議もなさず、自民党の単独強行採決という暴挙を許した逓信委員長の地崎宇三郎君の態度であります。
(拍手) 去る十月一日、自民党の諸君は単独で郵便料金値上げ法案の採決を強行いたしました。郵便料金値上げ法案は、今日、国民の要請として物価抑制が強く叫ばれている折から、きわめて重要な法案であることは言うまでもありません。さらに、郵便料金の値上げに関連して、郵政当局の経営の状況が果たして適当であるかどうか、国会の場を通じて十分に審議すべき事柄でありました。
ところが総理、あなたがこの臨時国会で真っ先におやりになったことは、先国会で本院において廃案となった酒、たばこ、郵便料金値上げ法案の再提出とその強行採決の連続でありました。このやり方は、まさにパンを求める者に対して石を与うるがごとき残酷なやり方だと言わなければなりません。あなたはこれに何の反省も感じないのでしょうか。
ところが政府は、いきなり、さきの七十五国会で廃案となった酒、たばこ、郵便料金値上げ法案を再提出し、自民党は委員会での単独採決を強行したのであります。これは国民に対する許しがたい露骨な挑戦であり、議会制民主主義を破壊する暴挙であることは、全く明白であります。したがって、これらの値上げ三法案は当然撤回すべきであると考えますが、三木総理の見解を求めるものであります。
拍手) 本来、法案が送られてきた順序は、酒・たばこ値上げ法案、郵便料金値上げ法案、そして公職選挙法の一部を改正する法律案、政治資金規正法の一部を改正する法律案、独占禁止法改正案等であります。そのうち、独占禁止法改正案については全党一致であり、ほかの三法案については賛成、反対が対立しております。
酒、たばこ、郵便料金値上げ法案、そうして公職選挙法案、独占禁止法改正案というように、その順序で送付されてまいりました。それにもかかわらず公職選挙法案、政治資金規正法案を強行成立させようという全く参議院の良識を無視した暴挙というわけであります。ですからこそ、私どもは先ほどのように議長不信任案を提出したのであります。
参議院に送付された重要法案と言われるものについては、まず第一に送付されたのが酒、たばこ値上げ法案、次いで郵便料金値上げ法案、そして公職選挙法及び政治資金規正法改正案、その次に独占禁止法改正案であります。しかし、最後に来たとはいえ、独占禁止法改正案については全党一致であります。
それは、政府・自民党によって、不当にも公職選挙法、政治資金規正法両改正案など国民の言論と政治活動の自由を奪うファッショ的法案や、国民の暮らしを脅かす酒、たばこ、郵便料金値上げ法案などが強行採決されようとし、この反面で、国民にとって有利な独占禁止法改正案などの成立が阻まれようとしているからであります。
したがって、今度の郵便料金値上げ法案、これはいまの場合にもう一回考え直して、他の国でも、アメリカでも英国でもやっている例があるのだから、一般会計からの繰り入れによって措置するように、発想の転換は今後も考えるべき余地があるのじゃないか。そして、その時期は、まあ国民の負託にこたえるように、省内の一般の施策と展望がはっきりするまで、それまでそういうふうにしておいたらいいじゃないか、これなんです。
もう一つ、計画性があまりないのじゃないかという点については、今度の郵便料金値上げ法案で、郵政審議会の答申を見ますと、五年間先を見通しをするとすれば、料金値上げを年平均三六・八%にしなければならぬけれども、五年というような長いことをいって料金改定をやらないで、さしむき三カ年に限った場合は、二九・何%になっておる、こうなっておるのです。